令和最初の誕生日で三十路になりました

30歳を迎えました。ハッピーバースデートゥーミー。平成元年は令和元年にめでたく三十路を迎えることとなります。十の位が変わる節目ということでやはり平静ではいられないといったところでしょうか。

振り返ればいつの間にやら20代という若々しい年代を光の如く駆け巡ったようなそうでもないような気がします。20歳を迎えたときと明らかに異なるのは体力的にもう右肩上がりになることは無いんだなという実感です。人生100年の今の時代、ここから後70年もあるんですか、冗談でしょう?という気持ちでいます。もう色々体力がしんどい。今や土日じゃ体力は戻りません。ギブミー週休三日制。体育座りの状態でこの文章を書いているのですが、明らかに太ももに腹肉が当たる。そして掴める。完全な痩せ型隠れ肥満という奴だ。もう隠れてないのかもしれない。さらに言えば膝も痛い。

『三十にして立つ』と言いますが自分に当てはめると未だに自立しているようには思えません。子供の頃は30は立派な大人だと思っていましたが、大きな子供でしかないです。未だにフワフワしてます。そもそも『十有五にして学に志ざす』とあるように孔子は15で学問で食っていくという志をかかげています。自身の15歳の頃と言えば、いちご100%ネギまに夢を乗せ、西野つかさと付き合うことを夢見、リライトのpvの間奏でGotchが飛翔するシーンで笑いすぎてゲロを吐く程度の人間でした。将来のしょの字も考えていなかったと思います。そんな私が30にして自立出来るのかと言われると。二年前には休職して自立支援を受けてた奴がとてもとても。

とは言え、いつの間にやら結婚をし、子供が三才を迎え、十五や二十の頃の自分が思い描いていた将来像とは大分異なる家庭を築いていた。会社では上の年代を見ても下の年代を見ても優秀な人しかいない中、凡人の私は迷惑をかけつつ時短で働けているのも事実ではあります。 自立はしてないかもしれませんが、色々な人に支えられながら立っている三十も悪くないのかもしれません。色々な人に支えられるために誰かを支えられるような人間になっていきたいものです。

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

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