【感想】地獄先生ぬ~べ~S、やはりこの路線は間違っていない2巻

三十路を超えて、令和になってもぬ~べ~を読んでいるとは思いませんでした。

ぬ~べ~Sの2巻です。話数というかページ数が少ないのが物足りないところです。1話がアッサリと読みやすいかわりに一瞬で読了してしまう。 後2話ぐらいないとあっさりしすぎな気がします。これはぬ~べ~に限った話じゃないんですが、ぬ~べ~は特に。

とは言え、1巻を読んだときにも書いたように、路線は間違っていないような気がします。

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単話単話で七不思議やちょっとした怪談。『なめくじ先生』、『スライダーのうず子さん』の二つが個人的に良かった。

『なめくじ先生』は過去の雨女を彷彿とさせる、妖怪エロ。取り憑かれてるだけなので正確には妖怪じゃないけど。やはりいずなでの直接的なエロを挟んでしまったからか、すぐ全裸になりますね。ぬ~べ~ってのはさぁ...変な性癖を植え付けるようなちょっとしたエロが魅力なんじゃないのか...と切なくなってしまう。雨女なんかベビー服着せられてたのに!今後もこの先生は話に絡んでくるのだろうか。ぬ~べ~とラッキースケベからのゆきめの勘違いからの二人のすれ違いみたいなのはありそうですね。

『スライダーのうず子さん』は七不思議系。七不思議のキャラが出てきたけど、複数話にまたがる敵になるんだろうか。七不思議は七不思議で良いんじゃないか感もあるけど。ウォータースライダーの中が凶器になる日常スプラッターと、やはりページ丸々使ったホラー顔バーン!!は良いですね。正直慣れてきてる自分もいるけど、夜暗い中、布団にくるまりながら見開きでくるとびっくりする。

やはりこの路線は間違っていないと改めて思いました。が、元々のぬ~べ~のようにライバルからの強敵からのバトル、という少年漫画王道に持っていくのかがキモになってくるところです。NEOではこの部分は完全に失敗していたように思います。玉藻と覇鬼、絶鬼、眠鬼などのキャラクターが良過ぎたからかもしれません。逆にバトルを辞めて、この路線でいくとしても5巻ぐらいには飽きが来そうです。

まずは七不思議の新キャラが今後どう絡んでくるのか見守りましょう。

地獄先生ぬ~べ~S 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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