『まだ結婚できない男』の最終回に納得できない男
ついに終わりました。今口直しに一作目の桑野さんのお好み焼き回を見ております。
桑野さんのあの奇行の数々は何だったんでしょうか。私は数話見逃してしまったんでしょうか。今までの話にさらに輪をかけて壊れてしまった桑野さんを見ているようでした。
前作が好きで好きで今作を好意的に見てたのですが一瞬で崩れ去ってしまいました。この頃、というか前回までは楽しかったんだ...
早坂先生と別れ、同じタイプのまどか先生をもう一度選んだ理由、有希江さんではなくまどか先生だった理由があまりにも急展開というかまどか先生のあの一言二言だけで急激に芽生えたことに違和感しかありませんでした。
前作の『結婚できない男』は独り者の偏屈な男が早坂先生を中心とした周りの人との出会いの中で変化が生まれるという、桑野さんが一人焼肉をするシーンを面白おかしく描くシーンやそもそものタイトルの『結婚できない男』からわかるように、結婚がまだそこそこ当たり前だった風潮でした。
今は時代が変わり、おひとり様当たり前となり、その中で始まった『まだ結婚できない男』だったため、もしかしたら桑野さんは一人の道を選ぶのではないかと思ったり、有希江さんが桑野さんのもんじゃを崩すシーンは早 坂先生の影を消すオマージュで早坂先生とは異なるタイプとくっつく結末を迎えるのではと思ったりしていました。
そしたらまさかの最終回。雑か。有希江さんも早紀ちゃんも雑か。一番昇華されてるのは英治と桑野さんの関係だった。あれはよかった。せめて、せめて早坂先生と違ったポイントでまどか先生に惹かれて描かれていたら...。
前作を神格化し過ぎているんでしょうか。その真相を探るべく前作をとりあえず見直すことにします。