「フィンランドの幸せメソッド SISU」を読んで風呂上がりに冷水シャワーを浴びる

フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)

フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)

フィンランドの幸せメソッド SISU」を読んだ。"SISU"という単語自体はフィンランド人が持つ粘り強さ、レジリエンスなどの精神的な強さのことを言うらしい。その強さを何故フィンランドの人は持っているのか、というのを紐解くと彼らの日頃のサウナ、運動などの習慣的な行動から来る身体的な強さから生まれているモノではないか、彼らはどのようなことをしているのか、を実際にフィンランド在住の筆者が解説する本。

凄いざっくりとまとめると以下5つ。

  • サウナ
  • アイススイミング
  • 森林浴
  • 健康的&バランスのとれた食事
  • サイクリング

この中でお金も掛からず、用意するものもなく、毎日続けられそうな冷水シャワーを実践することにし、一ヶ月程度風呂上がりの仕上げに冷水シャワーを浴びている。 アイススイミングは冷水に浸かることでドーパミンオキシトシンなどの幸せホルモンが放出する、浴びている最中は冷たさに集中することになるため、一種のマインドフルネス状態になる、という効果があるようだ。

まぁ正直一ヶ月続けたところでこれらの効果を明確に実感しているわけではないが、夏場も迎えるので良い感じにスッキリした風呂上がりを迎えられている。

本の最後に小さくてもいくつかの新しい習慣を継続していくことで自身のコンフォートゾーンを広げることになり、それがまたSISUに繋がる、というような意味合いが書いてあったが、これが非常に心に残った。他の人からみたらコンフォートゾーンと呼ぶべきモノかどうかというレベルかもしれないが、一応一ヶ月程度続けられているので、「習慣を身につける」という行為に対する自信はほんの少し持てたかもしれない。冬まで頑張ろう。

【雑記】電車内でオキシトシンが大量に分泌される体になりたい

マインドフルネスや心理学や行動経済学等の本を読むと必ず出てくる「オキシトシン」。幸せホルモンとか抱擁ホルモンとか呼ばれている成分で、オキシトシンが分泌されるとマインドフルネスや心理学の面では不安、ストレスの軽減、行動経済学の面では他者への信頼度が増すようで、見知らぬ相手と10ドルを分ける実験でオキシトシンの鼻腔薬を行った群は相手により多くのお金を渡すようになる、みたいな効果というか実験結果がある。

全てにおいては心の余裕が生まれることによる自分、他者への寛大な心から幸せになれるんだろうな、と想像している。薬物みたいにフワーッとトリップして多幸感〜みたいな形ではなく。

電車内でオキシトシンが大量に分泌される体になりたい。都会の電車は心が疲弊する。短時間で狭い空間に見知らぬ他人がパーソナルスペースガン無視で押し込められるエレベーターでさえ気不味さを覚えるのに、さらに混んでいる状態でさらに十分もの長い間乗っている電車。座ってる人に対して立った人が向かい合ってる状況ってなんだよ。本来は進行方向向いて掴む想定だったらしいぞ。それはさておき、ドア付近絶対譲らないマン、大股おっ広げ威嚇マン、リュック前で背負わないマン、一言も発さず押しのけていくマン...。電車内という特定のフィールドでしか遭遇しないモンスターが沢山いる。

そのモンスターを生み出す原因がそもそもの混み過ぎの電車だと分かってるし、理解したいんだけども私自身もこの混雑で心に小さなモンスターを飼ってしまい、彼らを寛大な心で見ることができない。袖振り合うも多生の縁というし、きっと皆平日は大体同じ時間の同じ路線の電車に乗ってるんだろうし、適当な人と「いやぁ今日も会社行くの憂鬱ですなぁ」みたいな会話できれば良いんだろうけどこのご時世&袖振り合うレベルじゃないし。

そもそも都会に住んで電車乗らなきゃいいじゃんみたいなのはあるんだけども、オキシトシンが大量に分泌されて電車内でも幸せになりたい。 満員電車の不満しか書いてない記事になってしまった。

この記事読んでる人もオキシトシン分泌して幸せな心で読んでほしい。

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

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【ネタバレあり】映画館は見るには狭すぎる。ゴジラ キング・オブ・モンスターズ【頭の悪い感想】

ファーストトレーラーが公開されたときから、待ち望んでたゴジラ キング・オブ・モンスターズ(ゴジラ KOM) を見てきた。 見に行く前にファイナルトレーラーを見てテンション上げて向かった。

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でっかい、つよい、かっこいい

ゴジラどーん!!!キングギドラどーん!ゴジラギャァァァォオゥン!!両者ドカーン!!ゴジラ熱戦べ、べ、べべべべ...ぶしゃぁー!!!

頭悪い。だけど戦闘中のときは脳内こんな感じだった。頭悪い感想しか出てこない。ゴジラキングギドラモスララドンもデカいかっこいい。肉弾戦時はヘビー級ボクシングの試合を見ているようだった。特に南極でのゴジラキングギドラの初めて対峙するときにはタイトルにあるように「スクリーンもっと大きい方がいい。映画館は見るには狭い」と思った。ゴジラ、今回もちょっと太くてたくましくてカッコいい。重さとデカさ。キングギドラ、デカい。歩く際に翼をちゃんと腕として使って四足歩行する様は衝撃。爬虫類らしさ。モスラ、幼虫はホントに虫。もうちょっとこう愛嬌なかったっけ。そして成虫が神々しすぎる...。何この光り輝く生き物...。ラドン、ファイヤーラドンなんですかね。軍用機を翼だけではたき落とす姿は優雅。

芹沢博士とハズキルーペ

「さらば、友よ。」まさかこのセリフが出てくるとは思わなかった。オキシジェン・デストロイヤーといい、楽曲といい、所々に日本ゴジラのオマージュが垣間見えた。それと同時に渡辺謙が眼鏡かけるシーンありましたよね。これ、ハズキルーペ思い浮かべて笑いこらえてんじゃないのかって思ってたんだけども皆さんどうでしょう。「さらば、友よ。」というセリフとのギャップがもう。

トーマス・ミドルディッチとオシェア・ジャクソン・Jrの素晴らしい間の抜け具合

ドラマ「シリコンバレー」でお馴染みのトーマス・ミドルディッチがここでもまた技術者役で出演している。この方、ちょっと間抜けな役のハマり具合が凄い。ラッパーアイスキューブの長男であるオシェア・ジャクソン・Jrの「ゴジラモスラはいい仲なのかい?」みたいな臭いけどカッコ面白い言い回しがちょこちょこ入ってて緩急つけてくれていた。

急に祭り感を出すゴジラのテーマ

ゴッジッラ!!モッスラ!!ソイヤ!ソレ!ソレ!ソレ!ソレ!ハッ!ハッ!ハッ!ゴッジラ!!

ナニコレ?????

急な祭りのテンションにフリーズ。笑うシーンこれ?謎の掛け声とともにゴジラ。見てるときにはギャグか何かなのか??みたいに思ったけど冷静に考えると人類から見たゴジラが寄り添う神としたらゴジラを祈りを捧げ鼓舞するという意味合いでゴジラを神輿として担いでるシーンなんですよねこれ。なのでこの神輿、神楽の掛け声がテーマで扱われてるんだろう。。後ろの演奏がいつものゴジラのテーマだったから、リズム等がバスドラムではなく、大太鼓などが利用されていたらもう少し神楽に近付き日本人が受ける印象が違ったのかもしれない。

前回に引き続きエグいゴジラ

今回もゴジラは最後エグい。芹沢博士の喝とモスラの喝により、バーニングゴジラになったゴジラ。芹沢博士の喝でもう核爆発寸前だと言っていたのに、モスラの喝でさらに危険に。これ人間何も対応しなくても大丈夫なの?という心配はしました。それはさておき、今回もゴジラは敵、キングギドラに容赦しません。バーニングゴジラとなった彼は己のエネルギー?をためて爆発攻撃を繰り出し、まずキングギドラの翼を溶かす。さらに連続してもう一度爆発攻撃繰り出し今度はキングギドラの3本の首のうち2本を。最後には残りの1本を首に咥え熱戦を吐き、その熱戦は咥えたキングギドラの口から...。前回のムートーへのお口への熱戦と違って今度はキングギドラをシャボン玉のストローのように...。今回のゴジラは真っ向勝負で戦うんだなぁと見てたら最後の最後でこれだよ...。

次回作ゴジラ vs キングコングの不安

今回、これだけ人気キャラを出してしまい、芹沢博士もバーニングゴジラもオキシジェン・デストロイヤーというネタを使い切ってしまった今作からの次回作はボリューム不足にならないか心配。過激自然派組織がスタッフロール後にキングギドラの首を手に入れたシーンがあるため、メカキングギドラがもしかしたら出てくるんだろうか。その場合完全にキングコングを映画的にも物理的にも食ってしまいそうでそれはそれで心配。 とはいえ、今回17対モンスターがいること、キングギドラが17体を起こし、その影響で地球全体に対して変化が起こっていること、が判明したのでキングコングだけでは終わらなそう、どんどん続編でそう。そこに大期待をしているのでおとなしくワクワクしながらキングコングを待つことにします!

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)

【感想】ブッ飛んだ科学者が未来を作る、「世にも奇妙な人体実験の歴史」

概要

医療や科学の分野の研究者が自分の体を使って様々な自己実験を淡々と書いてある。 自らの心臓にカテーテルを通した者、潜水方法の確立のため加圧室で加圧/減圧の実験を行った者、感染経路を把握するために感染者のゲロを飲んだ者、淋病患者の膿を自らの性器にこすりつけた者、etc...。

感想

ただ一言すげーとしか。ホントスゲー。「フグを初めて食った人って凄いよねー」みたいなテンプレ会話があるけど、全編通してそんな人しか出てこない。これがマッドサイエンティストって人達なんだなぁと。"好奇心は猫を殺す"と言うけども、その通り。極めて真面目に実験の詳細、実験の功績を記載しているし、彼らのおかげで今の医療技術がある、と言った部分を踏まえて感謝しながら読み始めたものの、ぶっ飛び過ぎてて笑ってしまいます。自らを被験者として人体実験する科学者は、頭オカしいと思うんだけども、他人でやる前に自分でやる、みたいな一本筋通ってて勇気というか正義というか自己犠牲という点で見ると尋常じゃない精神の持ち主だよなぁと。どっちにしろ自らの体を差し出すみたいな真似は今の私には到底できないし、結局はブッ飛んだ人達としか見れないんだけども。

自分がIT企業に勤めているというのを踏まえると自分が仕事でどれだけぶっ飛んだことをしても壊れるのはせいぜい本番環境で、自分が死んだりするわけじゃない(影響範囲が広すぎて身体的にも心的にも病む可能性は十分にあるけども)。何か停滞してるなーと思ったり、新しいことやりたいなーと思ったときにはこの過去の先人達を思い浮かべるても良いのかもしれない。

ヒプノシスマイク凄い。アニメとラップの架け橋となってほしい

SNSを見るとフリースタイルダンジョンの二代目ラスボスとしてR-指定が君臨するというツイートを見た。何ヶ月か溜まったダンジョンの録画を見るときなのかもしれない。これは別途記事を書く...つもりである。

ヒプノシスマイクの話。ヒプノシスマイクとは

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛ける男性声優12人によるラップソングプロジェクト。通称「ヒプマイ」。

である。 from wikipedia

未だにメディアミックスがあまりされていない

ヒプマイヒプマイという単語を目にしたことは幾度とあり、ゲームかアニメか何かしらの映像媒体がある作品かと思ってたんだけども、ドラマCDとアルバムしかない。曲のMVはあるし、最近はようやくコミカライズが始まったようだけど。

ここまでメディアミックス展開がまだ行われていないのは驚きだった。すでに色々行われてのこの人気だと思ってた。

2017年からプロジェクトがスタートして、先月GW前に1stフルアルバムがリリースしたばかりなのに、人気。凄い。

特に2018年の12月、作中のラップバトルの優勝チーム発表をアルタビジョンで行い、そこにファンが殺到したという事実。声優×キャラ絵×CDだけでここまでの人気を博しているのも凄いし、アニメ、ゲーム等の他のメディアミックス展開を行う前にリアルな場でイベントが行える強気なヒプマイプロジェクトの姿勢が凄い。ホントに。

楽曲提供者が有名所を起用

ラップ好きに対してアピールするのであればこれ。 ダンジョン関連であれば、サ上、UZI、GADORO、peko、390、Mr.Q辺り。そのため、ラップ好きでも楽しめる。聞いて欲しい。

全然関係ないが、毒島メイソン理鶯というキャラの声がstillichimiyaのMr.麿にソックリすぎる。これも聞いて欲しい。

木村昴がガチ

木村昴は主人公(多分)の声を担当しており、またジャイアンの声優だ。 一番ヒップホップに熱心で、ヒプマイの楽曲でリリックも書いているし、掌幻とのユニットを組んで楽曲も出している。

そもそも、ジャイアンの声でガチガチのラップを歌っている様は見たくないか。

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最後

ヒップホップ好きでもアニメ好きでもどちらでも良いが30歳前後の人にオススメしたい動画はこれである。 Co.慶応の「ヒプノシスマイクお勉強ラップ」。 良い意味でも悪い意味でもラップへのキッカケを多数に与えただろうB-RAP ハイスクール。アニメとラップをヒプマイが繋ぐかぁと感動していたところに、さらにCo.慶応が繋ぐかぁみたいないろいろな気持ちで溢れてくる。エモい。

www.youtube.com

私は書評が書けない

本当に書評が書けない。書評が書けないという文章は頭痛が痛いと似ているような気がする。

タイトルの通り、書評が書けない。実際にはその単語が使えなくなったという表現が正しい気がする。

根本にあるのは、本にしろ漫画にしろ映画にしろ、コンテンツに対する敬意というかある意味畏怖みたいな感情が最近になって出てきたことだ。

ヒップホップが好きでフリースタイルダンジョンの感想をボロボロと書いていたのだが、 こんだけ感想書いてて自分自身ヒップホップしてないんじゃないか、自分自身の中のヒップホップって何なんだみたいなことを考えていたら自分の趣味の範囲にあるコンテンツ全体までその考えが広がってきて、結局自分が趣味としているモノに対して自分自身は自分の表現を使って何一つ作れていないのに、思いがある。

また、書 という評の意味合いが評価という上から目線のような気がしてしまい、上の思いと相まってなおのこと使い辛い。自分の記事のタイトルに 【感想】という表現を使っているのは、書評という単語の重みに耐えられないからである。

RGTO testoという曲の中で 「SALU君には頑張って欲しい」は?お前が頑張れ似非評論家 というフレーズがあるが、感想という単語を批評という言葉から逃げているだけの自分がいるような気がして聞く度に喰らう。

  • 書評という単語を使わない
  • 好きなところだけ語る

という二点を心掛けてこれからも書評から逃げていく。

書評大全

書評大全

コオロギ50匹分のパウダーが入ったプロテインバー"BugMo"を食べた

wiredの以下の記事しかり、"ImpossibleBurger2.0"しかり、人口増加に対するタンパク質不足問題であったり、食肉を生産するための消費エネルギーの多さに対する解決策として色々商品開発が行われている。

wired.jp

jp.techcrunch.com

その中で京都のスタートアップである"BugMo"が開発しているタイトルにあるようにコオロギ50匹分のパウダーが入ったプロテインバーを頼んだ。

bugmo.jp

昆虫で誰も傷つかない食の生産システムを世界中で。

たまたまこの文言が目に入って、コオロギは粉末にすり潰されてるよなぁと思った。酷い!とかそういう話ではなく。

プロテインバーの梱包はこんなもん。

チョコ味の方の原材料は以下。公式サイトより。ピュアココアの方が多いので、50匹分って大した分量じゃないですね。 タンパク質は10gしか取れない。成人男性の一日の摂取量として50 ~ 60gを考えると250匹 ~ 300匹食べる計算。

原材料 : デーツ、レーズン、カシューナッツ、クルミ、ピュアココア、コオロギパウダー、卵白(卵含む)、チアシード、岩塩(ヒマラヤ)

アレルギー。注目すべきは甲殻類アレルギーの人は食べられないということ。ゴキブリがエビの尻尾の構成物と似ているみたいな噂を聞いたことがあるが、これを見ると間違いじゃないんだろう。

アレルギー(27品目): カシューナッツ、クルミ、卵
* コオロギ(クリケット)はエビ・カニと組成が似ています。エビ・カニにアレルギーのある方はお控えください。

見た目はパッと見、ナッツやクルミが入っているのも見えるので一本満足バーみたいな印象。キレイに粉にされているので、何も言われずに出されたらわからない。 味も普通のちょっと甘さ控えめのチョコバー。が、最後にやはり土臭いというか虫臭いというかやはり海老の尻尾のようななんとも言えない香りと後味が多少残る。

コオロギ、良いんじゃないか。1本500円と高めだけども気軽に試してみたいという人にはオススメな気がする。

肉よりもかけるエネルギーが少なくて良いなら、それだけ安くなるということだろうし、さっさとメジャーになってスーパーで安く気軽に買えるようにならないか。 コオロギの姿のままであれば、揚げるぐらいでしか食べないだろうし、粉末で売られてもプロテインとして牛乳と混ぜますか?みたいなワンパターンな未来が見える。馴染むには調理法の多様性みたいな部分が求められそう。それで言うとBeyondMeatのようにあるていど加工して成型されないとスーパーにずっと置かれない気がする。その加工コストで結局食肉と値段が変わらなかったりするんだろうか。

色々適当に想像してしまったけど、虫食がどのように馴染んでくるのか楽しみである。