コオロギ50匹分のパウダーが入ったプロテインバー"BugMo"を食べた

wiredの以下の記事しかり、"ImpossibleBurger2.0"しかり、人口増加に対するタンパク質不足問題であったり、食肉を生産するための消費エネルギーの多さに対する解決策として色々商品開発が行われている。

wired.jp

jp.techcrunch.com

その中で京都のスタートアップである"BugMo"が開発しているタイトルにあるようにコオロギ50匹分のパウダーが入ったプロテインバーを頼んだ。

bugmo.jp

昆虫で誰も傷つかない食の生産システムを世界中で。

たまたまこの文言が目に入って、コオロギは粉末にすり潰されてるよなぁと思った。酷い!とかそういう話ではなく。

プロテインバーの梱包はこんなもん。

チョコ味の方の原材料は以下。公式サイトより。ピュアココアの方が多いので、50匹分って大した分量じゃないですね。 タンパク質は10gしか取れない。成人男性の一日の摂取量として50 ~ 60gを考えると250匹 ~ 300匹食べる計算。

原材料 : デーツ、レーズン、カシューナッツ、クルミ、ピュアココア、コオロギパウダー、卵白(卵含む)、チアシード、岩塩(ヒマラヤ)

アレルギー。注目すべきは甲殻類アレルギーの人は食べられないということ。ゴキブリがエビの尻尾の構成物と似ているみたいな噂を聞いたことがあるが、これを見ると間違いじゃないんだろう。

アレルギー(27品目): カシューナッツ、クルミ、卵
* コオロギ(クリケット)はエビ・カニと組成が似ています。エビ・カニにアレルギーのある方はお控えください。

見た目はパッと見、ナッツやクルミが入っているのも見えるので一本満足バーみたいな印象。キレイに粉にされているので、何も言われずに出されたらわからない。 味も普通のちょっと甘さ控えめのチョコバー。が、最後にやはり土臭いというか虫臭いというかやはり海老の尻尾のようななんとも言えない香りと後味が多少残る。

コオロギ、良いんじゃないか。1本500円と高めだけども気軽に試してみたいという人にはオススメな気がする。

肉よりもかけるエネルギーが少なくて良いなら、それだけ安くなるということだろうし、さっさとメジャーになってスーパーで安く気軽に買えるようにならないか。 コオロギの姿のままであれば、揚げるぐらいでしか食べないだろうし、粉末で売られてもプロテインとして牛乳と混ぜますか?みたいなワンパターンな未来が見える。馴染むには調理法の多様性みたいな部分が求められそう。それで言うとBeyondMeatのようにあるていど加工して成型されないとスーパーにずっと置かれない気がする。その加工コストで結局食肉と値段が変わらなかったりするんだろうか。

色々適当に想像してしまったけど、虫食がどのように馴染んでくるのか楽しみである。