【感想】御飯はこれでいいんだと思える『ハイパーハードボイルドグルメリポート』
流行にちょっと乗り遅れた感いなめないが、Netflixで『ハイパーハードボイルドグルメリポート』を見た。テレ東で不定期にやっている番組で世界の危険、珍しい場所に行き、人と会い、その人が食べている御飯を見せてもらうというドキュメンタリー番組である。危険!隣の晩ごはん、と言ったところか。
ぼーっと見ていて何かこの雰囲気に既視感があるなーと思った。それは『奇界遺産』だった。元々の人間が持っている探究心というか好奇心というかちょっと危険を味わいたいみたいな欲求を絶妙に昇華してくれるコンテンツ。たまに「うわー凄いここに行きたい!今すぐ!」と好奇心がさらに増してしまって若干の消化不良というか食欲促進してしまうときもあるけど。
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Netflixで公開されているモノを全部見て一番に思うのは普段食べる飯はこんなもんでいいんだなー、という開放感。これは土井先生の『一汁一菜でよいという提案』を読了したときの気持ちに近いのかもしれない。
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自分が食べるにしても他人に食わせるにしても、主菜があって副菜があって皿数がこれぐらいで...みたいな自分が小さいころに食べてきたものだったり、外食で食べたものだったり、元々食べることが好きということがあったりしていて自宅で作るものはある程度の工夫と見栄えがないと寂しいんじゃないか欲しいんじゃないか、それでいて栄養はあるんですよね、おかずは毎日違って種類豊富ですよね、みたいな思いから少し解放されたような気がする。
一皿に全部料理が乗っているのとか、同じカレーを毎日だったりとか、経済的な問題だったりするんだろうけども、毎日料理をする自分としては毎日の料理に対してやはり気楽になれ、どこかスッとした気持ちになれた。
P.S. 小薮のワイプは要るんでしょうか