【感想】筆者の印象だらけの"怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか"

これは図書館で借りましょう。買うと後悔します。タイトルの疑問はおそらく解消されない。

本のほぼ全てにおいて筆者の主観で展開される。そのため、根拠を求める人は読まない方が良い。"言葉の響きってイメージつくよねー。"みたいな思い付きに自分の主観をおりまぜつつ進む。

KとCのイメージの違いについての説明の後に例として国内外問わず車にはCの文字が多いみたいな展開は英語ならそうなんだけど日本語で発音した場合KとCが区別されないけど、その場合はどうなんだとか、キツネとタヌキはキツネの方が発音の響きが狡がしこい、 "ひかり"は日本語の響きの中で一番早い印象を脳は受けるみたいな論はそもそもキツネという動物が昔話などで化かすイメージから来てるんじゃないのとか、ひかりは"光"だからでしょみたいな、響きから脳が受けているというか我々が喋ったり、知識を得ていく中で、その発音、文字に対しての経験値やイメージを固めていった結果じゃないのかと疑ってしまう。

それぞれの文字、発音に対する根拠と呼べるものが貧弱すぎて何を読まされてるんだろうという気分になる。

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)

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