【感想】23分間の奇跡、キチガイ地獄

どちらも20、30分間ぐらいあれば読めた。短編一つでもとりあえず一冊読んだって達成感があるのがお得ですね。

23分間の奇跡

20分もあれば読める。原題は "Children's story...but not just for children" 教育、洗脳、国家、主義に対する問題提起を行う作品。 結局いつの話なのか、子供たちの父親はどうなったのか、前の先生はどうだったのか、色々削ぎ落と、教室で先生と生徒との会話で淡々となんとも言えない怖さをにじみ出てくる。 高学年ぐらいの子だと読んで色々考えるんだろうか。

23分間の奇跡 (集英社文庫)

23分間の奇跡 (集英社文庫)

キチガイ地獄

初めはドグラ・マグラを読もうと思っていたのだが、独特な読みにくさ+ページ数で挫折しそうだったので、先に。これで結構お腹いっぱいな感じもする。 読んでる間に語り部はAなんだろうなぁみたいな予測は立てていたが、監房の中で一人で喋ってるとこまでは全く想像ついてなくてビクッと。

独特なカタカナの使い方は組版のときに大変なんじゃなかろうかといらん心配をした。

キチガイ地獄

キチガイ地獄