【感想】書店の初速が大事らしいがやはりKindleで買う

なぜ著者や編集者は「書店で買ってください」「初速が大事なんです」と言うのか|平林緑萌|note

ちょっと話題に乗り遅れた感あるけど↑を読んだ。電子書籍の実売データが分からず、紙ベースの初動の実売で予測を立てるので、紙の本を買ってください。という中身。大変そうですね!でも便利なんでKindleで買いますけど、という感想しか出てこない。後は流行りモノの新書を紙で買ってメルカリに速攻出して売れるまでに読む、みたいな方法なら良いかなーぐらい。ついでに言えば電子書籍もうちょい紙より安くならないかなー。紙で680円がKindleだと610円で安いんだけどもう一声ぐらい欲しい。これはただの私の愚痴。600円切って599円なら頭の桁変わって割安感でそう。

出版社における売上(実売)の把握は、基本的にPOSシステムを通じて行われる。ただ、これは書店チェーンや取次(卸業者)ごとに乱立していて統一されていない。
 また、POSデータにしても日次で取れる店と週次で取れると月次で取れる店があったりもする。
 各社の販売部や営業部はこれらのデータを掛け合わせて、過去の類書の売行きデータや書店からのバックオーダー数を参考にしつつ、1週間や1ヶ月、あるいは6ヶ月(新刊委託期間終了時)の販売予測を立てて、在庫量を見ながら重版をかけるかどうか決める。
現在、漫画の電子書籍を売っているストアは国内でおおよそ200を数える。版元は当然その全部と直でやりとりなどできないので、「電子取次」という流通が間に入ることになる。
 そして、ストアごとに締め日は違うし、当然入金のタイミングも違う。

紙データの集計と電子書籍の集計の部分を見ると問題点は一緒な気がするし、電子書籍側の集計を待っても良いんじゃないの?っていうのと電子書籍側の方が改善はしやすいんじゃない?という2つの疑問が浮かぶ。

株式会社メディアドゥ | 事業概要 | OurBusiness

この辺とか見ると色々情報見れそうな気がするんだけど、実体は分からない。

この仕組みが何年かすれば変わるのか、変わるとすればどういう風に変わるのか……それは僕にはわからない。
 だから僕はいま、フリー編集者としても漫画原作者としてもこう言うしかない。

電子書籍で年間1000万円稼げちゃいました ── 漫画家・鈴木みそさんインタビュー(前編)|群雛ポータル

[https://note.mu/mori_moriko/n/n7559ac090b3d?creator_urlname=mori_moriko:title]

「ナナのリテラシー」の鈴木みそさん、「さよなら、ハイスクール」の森もり子さん等、漫画家の方が個人で工夫してプロモーションをかけているのに、編集者の方がこれ言っちゃうとそこに身を預ける作者の方が心配になってしまう。

半助喰物帖(1) (アフタヌーンコミックス)

半助喰物帖(1) (アフタヌーンコミックス)

最後に紹介されていた漫画読みました。初めは「最後のレストラン」、「信長のシェフ」みたいな奴かなーと思いながら読んでたら違った。実際に作れそうな江戸時代の料理は出てくるし、こう絵柄も主人公の二人もふわふわと幸せそうな感じで読んでて優しい気持ちになる。良い意味でトガッてない丸い漫画。やはりこれもKindleで買いました。

ナナのリテラシー1

ナナのリテラシー1

さよなら、ハイスクール (1)

さよなら、ハイスクール (1)

ちなみに「ナナのリテラシー」、「さよなら、ハイスクール」は両方Kindle Unlimitedで読めます。どちらも3巻で完結なのでサクッと読めて良い。