ゼルダBoW、プレイしてもプレイしても終わりが見えない。楽しい。

ゼルダBoWをちょこちょこと進めて、ようやくゾーラの里みたいなところを見つけて、ダンジョンらしいダンジョンにようやく入ることができ、ボスも倒し、ストーリーがちょっと進んだところでの感想。

とりあえず、オープンワールドというだけあって、今までのゼルダと全く違い、重要人物からざっくりと話はされるし、場所も示されるけど順番に縛られないし、自由。

ボスを倒したところで改めて思ったのが、マップが広すぎる。あれだけ歩き回ったはずなのに、まだ半分も歩き回れていない。初めはストーリーに沿って一本道で遊ぼうかなぁと思っていたが、次に示される目的地までの道のりが遠いのに驚いた。徒歩で行く距離じゃないよと。でも道中何もないわけではなく、道のりが長いとその分色々祠やら敵のアジトやら、見つけてしまうわけで、ついつい寄り道をしてるといつの間にやら目的地とは全然違うところに居て、ちゃんとハイラルを救おうとしていたのが、いつの間にやらただのお散歩になってしまっていた。寄り道につぐ寄り道をしているにも関わらず、マップが全然埋まっていない。マップが見えている中にも寄れていないところはいくつもあるし、これは後どれぐらいやったら全部回りきれるんだろうか。

そして、終わりが見えない一番の理由としては、あまり存在しないダンジョンとすぐ揃ってしまうアイテムの存在か。今までのゼルダは一つのダンジョンに一つの新しいアイテムを手に入れることができ、それを使ってダンジョンもボスも攻略する。ゼルダのダンジョン入って鍵見つけて、扉開けて、新しいアイテム取って、アイテム使って、鍵見つけて、ボス部屋行って、アイテム使ってボス倒して、次のダンジョンに、という一種の伝統が一切無くなっており、ステージ攻略に必要なアイテムは序盤の序盤に全部手に入るし、ダンジョンからダンジョンまでの道のりがひたすらに長い。(プレイヤーがどこまで寄り道するかにもよるだろうけども)そのため、ガノンまで後どれぐらい頑張れば良いんだろうか、フックショット手に入ったしもう半分以上は進んだだろうか、というゲーム全体の進捗度合いが全く測れない。どっちのゼルダが良いか、みたいなのは自分の中ではまだ結論は出ていないが、今までのゼルダと違って新鮮味があって楽しい。「うおー鍵どこだよ、この扉どうやって開けるんだよ」みたいな楽しさの部分が、今作の場合「うわ、あの祠まで遠いわ、とりあえず近場の山登ってパラセールで行くか」「塔の周りむっちゃ敵囲んでる…ゴリ押しでいけるのか」という、より冒険という冒険してるところで楽しさを感じられるようになっているなぁと思う。

今までのゼルダシリーズと全く違うのに、ゼルダをやってる感を感じられるのはキャラクターなのかな。今作では人と接するときは少なくなっているけど、出会う人出会う人はやっぱりゼルダシリーズっぽく、キャラクターに話しかけると、「あ、これはゼルダなんだなぁ」と感じることが多い。謎解きも少なくなったわけでもないので、それも理由か。やはりゼルダゼルダなので、ゼルダシリーズが好きでオープンワールドで苦手意識を感じている人にもプレイして欲しいなぁと思う次第でございます。

唯一今のところの不満点を挙げるとしたら、宝箱を開けるいつものBGMが大人しすぎるところか。