【感想】ブッ飛んだ科学者が未来を作る、「世にも奇妙な人体実験の歴史」
- 作者: トレヴァー・ノートン
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: Kindle版
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概要
医療や科学の分野の研究者が自分の体を使って様々な自己実験を淡々と書いてある。 自らの心臓にカテーテルを通した者、潜水方法の確立のため加圧室で加圧/減圧の実験を行った者、感染経路を把握するために感染者のゲロを飲んだ者、淋病患者の膿を自らの性器にこすりつけた者、etc...。
感想
ただ一言すげーとしか。ホントスゲー。「フグを初めて食った人って凄いよねー」みたいなテンプレ会話があるけど、全編通してそんな人しか出てこない。これがマッドサイエンティストって人達なんだなぁと。"好奇心は猫を殺す"と言うけども、その通り。極めて真面目に実験の詳細、実験の功績を記載しているし、彼らのおかげで今の医療技術がある、と言った部分を踏まえて感謝しながら読み始めたものの、ぶっ飛び過ぎてて笑ってしまいます。自らを被験者として人体実験する科学者は、頭オカしいと思うんだけども、他人でやる前に自分でやる、みたいな一本筋通ってて勇気というか正義というか自己犠牲という点で見ると尋常じゃない精神の持ち主だよなぁと。どっちにしろ自らの体を差し出すみたいな真似は今の私には到底できないし、結局はブッ飛んだ人達としか見れないんだけども。
自分がIT企業に勤めているというのを踏まえると自分が仕事でどれだけぶっ飛んだことをしても壊れるのはせいぜい本番環境で、自分が死んだりするわけじゃない(影響範囲が広すぎて身体的にも心的にも病む可能性は十分にあるけども)。何か停滞してるなーと思ったり、新しいことやりたいなーと思ったときにはこの過去の先人達を思い浮かべるても良いのかもしれない。
ヒプノシスマイク凄い。アニメとラップの架け橋となってほしい
SNSを見るとフリースタイルダンジョンの二代目ラスボスとしてR-指定が君臨するというツイートを見た。何ヶ月か溜まったダンジョンの録画を見るときなのかもしれない。これは別途記事を書く...つもりである。
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛ける男性声優12人によるラップソングプロジェクト。通称「ヒプマイ」。
である。 from wikipedia
未だにメディアミックスがあまりされていない
ヒプマイヒプマイという単語を目にしたことは幾度とあり、ゲームかアニメか何かしらの映像媒体がある作品かと思ってたんだけども、ドラマCDとアルバムしかない。曲のMVはあるし、最近はようやくコミカライズが始まったようだけど。
ここまでメディアミックス展開がまだ行われていないのは驚きだった。すでに色々行われてのこの人気だと思ってた。
2017年からプロジェクトがスタートして、先月GW前に1stフルアルバムがリリースしたばかりなのに、人気。凄い。
特に2018年の12月、作中のラップバトルの優勝チーム発表をアルタビジョンで行い、そこにファンが殺到したという事実。声優×キャラ絵×CDだけでここまでの人気を博しているのも凄いし、アニメ、ゲーム等の他のメディアミックス展開を行う前にリアルな場でイベントが行える強気なヒプマイプロジェクトの姿勢が凄い。ホントに。
ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 1st FULL ALBUM「Enter the Hypnosis Microphone」 初回限定LIVE盤
- アーティスト: ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2019/04/24
- メディア: CD
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楽曲提供者が有名所を起用
ラップ好きに対してアピールするのであればこれ。 ダンジョン関連であれば、サ上、UZI、GADORO、peko、390、Mr.Q辺り。そのため、ラップ好きでも楽しめる。聞いて欲しい。
全然関係ないが、毒島メイソン理鶯というキャラの声がstillichimiyaのMr.麿にソックリすぎる。これも聞いて欲しい。
木村昴がガチ
木村昴は主人公(多分)の声を担当しており、またジャイアンの声優だ。 一番ヒップホップに熱心で、ヒプマイの楽曲でリリックも書いているし、掌幻とのユニットを組んで楽曲も出している。
そもそも、ジャイアンの声でガチガチのラップを歌っている様は見たくないか。
最後
ヒップホップ好きでもアニメ好きでもどちらでも良いが30歳前後の人にオススメしたい動画はこれである。 Co.慶応の「ヒプノシスマイクお勉強ラップ」。 良い意味でも悪い意味でもラップへのキッカケを多数に与えただろうB-RAP ハイスクール。アニメとラップをヒプマイが繋ぐかぁと感動していたところに、さらにCo.慶応が繋ぐかぁみたいないろいろな気持ちで溢れてくる。エモい。
私は書評が書けない
本当に書評が書けない。書評が書けないという文章は頭痛が痛いと似ているような気がする。
タイトルの通り、書評が書けない。実際にはその単語が使えなくなったという表現が正しい気がする。
根本にあるのは、本にしろ漫画にしろ映画にしろ、コンテンツに対する敬意というかある意味畏怖みたいな感情が最近になって出てきたことだ。
ヒップホップが好きでフリースタイルダンジョンの感想をボロボロと書いていたのだが、 こんだけ感想書いてて自分自身ヒップホップしてないんじゃないか、自分自身の中のヒップホップって何なんだみたいなことを考えていたら自分の趣味の範囲にあるコンテンツ全体までその考えが広がってきて、結局自分が趣味としているモノに対して自分自身は自分の表現を使って何一つ作れていないのに、思いがある。
また、書評 という評の意味合いが評価という上から目線のような気がしてしまい、上の思いと相まってなおのこと使い辛い。自分の記事のタイトルに 【感想】
という表現を使っているのは、書評という単語の重みに耐えられないからである。
RGTO testo
という曲の中で 「SALU君には頑張って欲しい」は?お前が頑張れ似非評論家
というフレーズがあるが、感想という単語を批評という言葉から逃げているだけの自分がいるような気がして聞く度に喰らう。
- 書評という単語を使わない
- 好きなところだけ語る
という二点を心掛けてこれからも書評から逃げていく。
- 作者: 共同通信文化部
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2015/03/28
- メディア: 単行本
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コオロギ50匹分のパウダーが入ったプロテインバー"BugMo"を食べた
wiredの以下の記事しかり、"ImpossibleBurger2.0"しかり、人口増加に対するタンパク質不足問題であったり、食肉を生産するための消費エネルギーの多さに対する解決策として色々商品開発が行われている。
その中で京都のスタートアップである"BugMo"が開発しているタイトルにあるようにコオロギ50匹分のパウダーが入ったプロテインバーを頼んだ。
昆虫で誰も傷つかない食の生産システムを世界中で。
今たまたまこの文言が目に入って、コオロギは粉末にすり潰されてるよなぁと思った。酷い!とかそういう話ではなく。
プロテインバーの梱包はこんなもん。
届いた pic.twitter.com/nhCh3EZXq2
— 松本うぃんびー (@w1mvy) April 9, 2019
チョコ味の方の原材料は以下。公式サイトより。ピュアココアの方が多いので、50匹分って大した分量じゃないですね。 タンパク質は10gしか取れない。成人男性の一日の摂取量として50 ~ 60gを考えると250匹 ~ 300匹食べる計算。
原材料 : デーツ、レーズン、カシューナッツ、クルミ、ピュアココア、コオロギパウダー、卵白(卵含む)、チアシード、岩塩(ヒマラヤ)
アレルギー。注目すべきは甲殻類アレルギーの人は食べられないということ。ゴキブリがエビの尻尾の構成物と似ているみたいな噂を聞いたことがあるが、これを見ると間違いじゃないんだろう。
アレルギー(27品目): カシューナッツ、クルミ、卵 * コオロギ(クリケット)はエビ・カニと組成が似ています。エビ・カニにアレルギーのある方はお控えください。
見た目はパッと見、ナッツやクルミが入っているのも見えるので一本満足バーみたいな印象。キレイに粉にされているので、何も言われずに出されたらわからない。 味も普通のちょっと甘さ控えめのチョコバー。が、最後にやはり土臭いというか虫臭いというかやはり海老の尻尾のようななんとも言えない香りと後味が多少残る。
コオロギ、良いんじゃないか。1本500円と高めだけども気軽に試してみたいという人にはオススメな気がする。
肉よりもかけるエネルギーが少なくて良いなら、それだけ安くなるということだろうし、さっさとメジャーになってスーパーで安く気軽に買えるようにならないか。 コオロギの姿のままであれば、揚げるぐらいでしか食べないだろうし、粉末で売られてもプロテインとして牛乳と混ぜますか?みたいなワンパターンな未来が見える。馴染むには調理法の多様性みたいな部分が求められそう。それで言うとBeyondMeatのようにあるていど加工して成型されないとスーパーにずっと置かれない気がする。その加工コストで結局食肉と値段が変わらなかったりするんだろうか。
色々適当に想像してしまったけど、虫食がどのように馴染んでくるのか楽しみである。
【雑記】コンテンツを消費するのに人生はあまりにも短い
世の中にはコンテンツが多すぎる。SNSでバズったつぶやきにしろ、RSSReaderで"あとで読む"に保存した記事にしろ、それこそ本、コミック、ゲーム、音楽、映画、ドラマ、テレビ。ヒップホップが好きでリズムに乗った詩、ということで最近は自由律俳句/俳句の本を読み始めているし、一方でテレビの録画用HDDには2週分のフリースタイルダンジョンが溜まっている。デビルメイクライ5はいつの間にやら発売されているし、来月にはシュガー・ラッシュオンラインのブルーレイが発売されるので見直さないといけない。おジャ魔女どれみは映画新作も小説新作も発表された。見たいモノが沢山あり、見られる状況でいられるのは素晴らしいことなんだろうけども、この先、自分が見たい読みたい聞きたいモノが消費できずに死ぬんだろうなぁと思うとなんとも言えない気分になる。
全然関係ないけど"消費"という言い方はなんかもうちょっと良い言い方はないんだろうか。したいからしてるだけであって、自分の気持ちとしては消費という気分で消費していないんだけども短くて良い言葉が出てこない。
"Time Well Spent" 、"JOMO"、"FOMO"みたいな言葉もテクノロジー界隈で出ているけども、スマホをテーブルに置いたところで本、ゲーム、テレビが私を誘惑してくる。
焦燥感に駆られる。死なずにコンテンツだけを消費する何かになりたい。
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【感想】渋谷サイファー祭り2019行ってきた
【メンバー発表 三弾】OPEN!!!
— ACE ラッパー (@ACE0317) February 25, 2019
※[パネルOPEN!]※
(NEW OPEN )
漢 a.k.a GAMI
ICE BAHN
3月18日 渋谷O-EASTにてサイファー祭り開催決定!
※(今年は場所の関係で1Dで1000円頂く形になります。前売りは有りません当日会場にて支払いをし入場になります) pic.twitter.com/rHXUS85jSU
宣言通り参加してきました。平日の月曜にこんなにも混むのかと思いました。
内容に関しては3on3勝者チーム以外ネタバレなしということなので...。
感想としては
ヤバイ
たった千円でこれ以上楽しめるモノは人生でもうないんじゃなかろうかと思います。只々豪華。
あと言えるのは
AbemaTVでやるってよ!
3on3どこが勝ったんでしょうね!
- アーティスト: 呂布カルマ,MAKER
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- アーティスト: 裂固
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【感想】地獄先生ぬ~べ~S こういうのでいいんだよ、こういうので。
NEOが中々に中々な展開で終わってしまいSを買おうかどうか迷ったけど結局買ってしまった。結果としては買って正解だった。昔懐かしいぬ~べ~だった。全部都市伝説シリーズ。実際にサブタイトルに都市伝説と付いてるのは一つしかないけど。エレ子さんの病院のエレベーターというシチュエーションといい、ブキミちゃんちっくな殺されないための解決ステップだったり、コロコロの怪、バーチャの事件が解決したように見えてからの見開きトラウマページであったり、すでに映画化やある程度有名なすきま女のぬ~べ~版であったり、ぬ~べ~の怖いパターンのヤツ集めました!みたいな一冊で良かった。
NEOは直接的なエロが多かった気がするので、眠鬼回みたいな歪んだ性癖植え付ける感じのヤツを今後は期待したい。後は玉藻の活躍。いずなで活躍しちゃってるからあんまり出てこないのかなぁ。
追記: 2巻感想も書きました