「フリースタイルダンジョン」、R-指定 vs TK da 黒ぶちの試合がアツすぎる Part2

昨日に引き続き、今日も録画したダンジョンを見てて書きたいので書く。

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ワイプのモンスタールームもこの試合面白い。T-Pablow、サ上は「あ、これ乗っていいのか」みたいな表情を浮かべてるのものの他のモンスターがノッてないのを見て神妙な顔をしている感じ。そして顔が死んでるチコ。3on3の最後に「しゃべりたくない」ってのを完全に引きずってる。唯一DOTAMAが笑いながらノッてるけど、3on3の沈んだ感想の後で、あのルームの重そうな空気の中、あの笑顔が出せるのか…!3on3のDOTAMAのコメントで「指揮をとりきれなかった」ってのは口迫でRに言われてた「団体戦なのに一人で勝とうとしてる」という指摘を思い出すものがあった。

審査員側に注目すると、HIDADDYが唯一、全部Rに上げてるんですな。大阪に肩入れし過ぎじゃないのか、とも思ったけど。HIDADDYがROUND2にTKに挙げてたらROUND3はなかったかもしれない…!!と考えると、ありがとうHIDADDYと言っておこう。HIDADDYの感想がオンエアに乗っていなかったけども会場では感想あったんだろうか。何と言っていたか凄い気になる。

バトル自体の話をすると、TKの戦略がやっぱりずるくて笑ってしまう。ROUND1でRの「未来予想図」を話題に上げながら、過去見てんじゃねぇと言いつつ、自分からゆっくりとノリながらUMBのときの話を持ち出す。ROUND3ではRに「過去の話してんじゃねぇか」と言われたら、「俺は過去の話しないとは言ってない」、RがまたTKの韻について返せば、「また過去の話でちゃったねー」って何と言うか、TK過去と未来どっちの話したいんだよと。ROUND3のRが調子悪いからと言って、何度も見返して冷静になってくると、TKは確かに過去の話をしないとは言ってないので、矛盾はしてないけども、話の軸は通ってないんじゃないのかってなった。一発目で聞いたときには、過去/未来の二つの話題だけでTK分かりやすいなと、Rは調子悪いなと感じたから、TKの勝ちだと思ったが、今はROUND3はRの勝利で良かったんじゃなかろうかとも思ってしまっている自分がいる。

戻って、ROUND1。Rの3本目、「教祖誕生」のノリ方だった。どっかで聞いたことあるなぁと思って全然出てこなかった。「助演男優賞」「未来予想図」が挙がってるんだからすぐ気付くべきだった。TKが「未来予想図」を持ち出して「ちゃちな話してんじゃねぇ」と。これは今のシーンを引っ張っているのはアイドル的人気のR-指定なんだから、しっかりしてくれ、というリスペクトを含めた話なんだろうか。でも、Rの言うとおり、未来予想図の歌詞自体はもう一度ヒップホップシーン沈んでしまうとしても、もう一度盛り上げてやろうとするRの気合と覚悟がわかりやすく歌詞にあるし、ROUND通しての挑発しつつ、話の主導権を握りに行こうとしているスタイルを見ると、単純に挑発として使っただけなのかなぁ。

何度も見ると色々と勘ぐりが入ったり、話の受け取り方が違ったりして、自分の思いがドンドンブレていくのが自分でも分かる。でも、色々な受け取り方ができるバトルって複雑で面白い。そして、そんなバトルをその場で審査しないと行けない審査員達もプレッシャーが半端ないのだろうか。大変そうだ。このバトルを見ていた人達はどういう感想を抱いてるんだろうか。色々知りたい…。

そういえば、いつの間にやら「フリースタイル・ラップの教科書」ってKindle版出てたのか。買って読まなきゃ!!